2026年9月、東京都墨田区・両国にある江戸東京博物館へ行ってきました。
江戸東京博物館は、江戸時代から現代に至るまでの東京の歴史や、人々がどのような生活をしてきたのかを学べる博物館です。
以前にも訪れたことがあるのですが、江戸東京博物館は大規模改修のため約4年間休館し、2026年3月31日にリニューアルオープンしました。
久しぶりに訪れてみると、以前の「江戸から現代までを順番にたどっていく面白さ」はそのままに、展示全体が充実した印象を受けました。
今回は、
- リニューアル後の江戸東京博物館の感想
- 実際に見て面白かった展示
- 混雑していたか
- 見学するときに気をつけたいこと
- 両国駅から博物館までの雰囲気
を、実際に訪れた体験をもとに紹介します。
江戸東京博物館とは?
江戸東京博物館は、東京都墨田区横網にある博物館です。

常設展示室は5階・6階にまたがる約9,000㎡という広い空間で、「江戸ゾーン」「東京ゾーン」などから構成されています。
実物大の大型模型や縮尺模型、実際に使われていた資料などを通して、江戸から東京へと街や暮らしが変化していく様子を学べます。
単に歴史的な物を展示ケース越しに見るだけではなく、
「当時の町や暮らしを再現して見せる」
という要素が強いのが、江戸東京博物館の面白いところだと思います。
歴史にものすごく詳しくなくても楽しみやすい博物館です。
2026年にリニューアルオープン
江戸東京博物館は2022年度から約4年間、大規模改修のため休館していました。
そして2026年3月31日にリニューアルオープン。
1993年の開館以来、約30年間で初めてとなる大規模改修だったそうです。
私はリニューアル前にも訪れたことがあります。
細かい展示内容まで以前との違いをすべて覚えているわけではありませんが、今回あらためて見学すると、
「前に来たときより展示が充実しているような気がする」
と感じました。
実際、公式にも展示やコンテンツを拡充したと案内されています。
昔行ったことがある人でも、リニューアルをきっかけにもう一度行ってみる価値はあると思います。
両国駅に着いた時点から相撲の街
今回は電車で両国まで向かいました。
江戸東京博物館に入る前から印象的だったのが、両国らしさです。
両国駅の隣にある施設には土俵を再現したスペースがあり、駅に着いた瞬間から、
「相撲の街に来たな」
という雰囲気を感じられました。

さらに江戸東京博物館へ向かう途中には両国国技館もあります。

訪れた日は休日で相撲の開催日ではありませんでしたが、国技館を眺めながら博物館へ向かうだけでも、ちょっとした観光気分を味わえました。
江戸東京博物館だけを見るのではなく、両国という街も含めて楽しめるのは、この立地ならではだと思います。
江戸時代の東京へタイムスリップしたような展示
館内へ入り、まず印象に残ったのが江戸時代の展示です。
江戸東京博物館の常設展では、江戸城や町割り、町人の暮らしなどについて、大型模型や復元展示などを使って紹介しています。
常設展には実物大の日本橋もあり、江戸の町へ入っていくような構成になっています。
教科書で、
「江戸時代にはこういう町がありました」
と文章を読むのとはかなり印象が違います。
模型や実物大の展示を見ながら歩くことで、
「この時代の人は、こんな場所で生活していたのか」
とイメージしやすくなっています。
見るだけではなく、実際に触れられる展示が面白い
個人的に江戸東京博物館で好きなのが、体験できる展示があることです。
今回も、再現された道具に触れたり、纏(まとい)を持ったりすることができました。
博物館というと、
「展示ケースの中の資料を静かに見る場所」
というイメージもありますが、江戸東京博物館はそれだけではありません。
実際に道具の大きさや重さを体験すると、
「昔の人はこれを実際に使っていたのか」
という実感が湧きます。
特に子どもと一緒に行く場合は、説明文を読むだけの展示よりも、こうした体験型の展示のほうが記憶に残りやすいのではないでしょうか。
※体験可能な展示内容は変更される可能性があるため、訪問時の案内に従って利用してください。
江戸から明治、昭和、平成へ時代が進んでいく
江戸東京博物館の面白いところは、江戸時代だけで終わらないことです。
展示を見ながら進んでいくと、
江戸 → 明治 → 昭和 → 平成
と、東京の時代の変化を追っていくことができます。
江戸時代の町並みを見ていたところから、少しずつ現代の東京に近づいていく感覚があります。
特に近現代の展示になると、
「歴史の教科書の世界」
だったものが、だんだん自分たちの生活に近づいてきます。
そのため、江戸時代の展示だけを見るよりも、
「東京という街がどのように今の姿になったのか」
を一続きで見ることができるのが、この博物館の大きな魅力だと思いました。
模型は細かいところまで見たくなる
江戸東京博物館では、当時の街並みや人々の暮らしを再現した模型も数多く展示されています。
こうした模型は遠くから全体を見るだけでも面白いのですが、近くで見ると、
- 人が何をしているのか
- 店では何を売っているのか
- 建物がどんな造りになっているのか
- 道をどのように人が行き交っているのか
など、かなり細かい部分まで作り込まれています。
一つひとつじっくり見始めると、思っていた以上に時間がかかります。
個人的には、江戸東京博物館では展示を急いで回るよりも、気になった模型をじっくり眺めるほうが楽しいと思います。
江戸東京博物館の混雑状況|休日はかなり人が多かった
私たちが江戸東京博物館を訪れたのは休日でした。
2026年のリニューアル後ということもあり、館内はかなり多くの人でにぎわっていました。
特に模型や人気の展示の前では人が集まりやすく、説明をじっくり読みたい場合は少し待つ場面もありました。
ただし、館内自体が広いため、ずっと身動きが取れないほど混雑しているわけではありません。
混雑をできるだけ避けたい場合は、可能であれば平日や開館直後を狙うのがよさそうです。
当時の火消し道具や商人の持ち物の重さを体験できるコーナーでは、自分たちの番が来たらすぐに写真を撮れるよう、あらかじめ準備しておくとスムーズです。
混雑時は後ろに待っている人がいることもあるので、撮影に時間をかけすぎないよう意識するとよいと思います。
休日に訪れる場合は、展示を細かく見る時間も含めて、余裕を持ったスケジュールにしておくことをおすすめします。
所要時間は余裕を持ったほうがいい
今回感じたのは、江戸東京博物館は短時間でサッと見るタイプの博物館ではないということです。
常設展示室だけでも約9,000㎡あります。
模型を眺めたり、説明を読んだり、体験展示を楽しんだりしていると、思っていた以上に時間が経ちます。
もちろん興味のある場所だけ見ることもできますが、初めて訪れるのであれば、少なくとも数時間程度は予定を空けておいたほうが安心でしょう。
特に、
「江戸時代の暮らしを詳しく見たい」
「模型を細かいところまで見たい」
という人は、時間に余裕を持っておくことをおすすめします。
江戸東京博物館の料金・営業時間
2026年9月時点の常設展観覧料は以下の通りです。
| 区分 | 常設展料金 |
|---|---|
| 一般 | 800円 |
| 65歳以上 | 400円 |
| 大学生 | 480円 |
| 高校生 | 300円 |
| 中学生以下 | 無料 |
最新の料金は公式サイトで確認してください。
通常の開館時間は9:30〜17:30で、土曜日は9:30〜19:30。
入館できるのは閉館30分前までです。
原則として毎週月曜日が休館日で、月曜日が祝日または振替休日の場合は翌日が休館となります。
展示や営業時間は変更される可能性があるため、訪問前に公式サイトを確認することをおすすめします。
2026年9月は企画展・特集展示も開催
※以下は2026年9月訪問時点の情報です。最新の企画展は公式サイトをご確認ください。
私が訪れた2026年9月には、常設展示に加えて期間限定の企画展や特集展示も開催されています。
2026年9月5日時点では、
「浮世へのいざない―江戸博×出光コレクション初共演」
や、
「浮世絵美人画―春信、清長、歌麿から国貞へ」
なども開催されています。
また、2026年9月15日から11月8日までは、リニューアル記念のNHK大河ドラマ特別展「豊臣兄弟!」も予定されています。
訪れる時期によって楽しめる展示が変わるのも、博物館を再訪する楽しみの一つです。
江戸東京博物館はこんな人におすすめ
実際に行ってみて、特におすすめしたいのは次のような人です。
- 江戸時代の暮らしに興味がある人
- 東京の歴史を知りたい人
- 模型を見るのが好きな人
- 見るだけでなく体験型の展示も楽しみたい人
- 子どもと一緒に歴史を学びたい人
- 両国観光とセットで楽しみたい人
- リニューアル前に行ったことがある人
歴史好き向けの施設ではありますが、歴史の知識がないと楽しめないという印象ではありませんでした。
むしろ模型や復元展示が多いため、
「学校の歴史の授業は苦手だったけれど、昔の暮らしを見るのは好き」
という人にも向いていると思います。
両国国技館と合わせて回るのもおすすめ
江戸東京博物館は両国にあるため、周辺散策と組み合わせやすいのも魅力です。
今回も両国駅を降りてから、相撲を感じられる展示を見たり、両国国技館の前を通ったりしてから江戸東京博物館へ向かいました。
博物館だけを目的地にしても十分楽しめますが、
「両国の街を歩く → 国技館を見る → 江戸東京博物館を見る」
という流れにすると、東京の文化や歴史をより感じられる1日になります。
相撲開催日なら、また違った雰囲気になりそうです。
江戸東京博物館だけでなく、両国国技館や周辺をゆっくり観光するなら、両国周辺に泊まるのも便利です。
遠方から訪れる場合は、浅草方面も含めて1泊で回ると余裕を持って楽しめると思います。
宿泊される際はこちらのサイトから探すことが可能です。
じゃらんnet
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まとめ|リニューアル後の江戸東京博物館は以前行った人にもおすすめ
2026年9月、リニューアル後の江戸東京博物館へ行ってきました。
以前にも訪れたことがありますが、久しぶりに見ると展示がさらに充実したように感じ、十分楽しむことができました。
特に印象に残ったのは、
江戸時代の暮らしを再現した展示を見たあと、そのまま明治・昭和・平成へと東京の変化を追っていけること。
歴史上の出来事だけではなく、当時の人々がどんな場所で、どんな道具を使いながら暮らしていたのかまで知ることができます。
また、纏を持ったり、復元された道具に触れたりと、見るだけではない展示があるのも面白いところでした。
休日だったこともあり館内は人が多く、展示を細かく見るには時間がかかりました。
その分、
「次はもう少し時間に余裕を持って見たい」
と思えるほど展示量があります。
リニューアル前に行ったことがある人にも、初めて江戸東京博物館へ行く人にもおすすめできる博物館でした。
両国国技館もすぐ近くにあるので、両国観光の一つとして訪れてみてはいかがでしょうか。
複数の博物館を巡るなら「ぐるっとパス2026」もおすすめ
江戸東京博物館だけでなく、東京都内の美術館や博物館をいくつか巡る予定がある方は、「東京・ミュージアム ぐるっとパス2026」も選択肢になります。
ぐるっとパス2026は、東京を中心とする107施設の入場券や割引券がセットになった共通チケットです。
料金は2,500円で、最初に利用した日から2か月間有効です。
江戸東京博物館も対象施設となっており、常設展はぐるっとパスで入場でき、特別展では割引を受けられます。
ほかにも、すみだ北斎美術館や江戸東京たてもの園などが対象になっています。
1施設だけなら通常の入館券を購入するほうが安い場合がありますが、複数の施設を巡る方は、事前に対象施設を確認してみるとよいでしょう。
▶ KKdayで「東京・ミュージアム ぐるっとパス2026」を確認する
※対象となる展示や割引内容、有効期限は購入前に最新情報をご確認ください。
※ぐるっとパス2026の最終有効期限は2027年3月31日です。最初の利用日から2か月間有効ですが、最終有効期限を超えて利用することはできません。
江戸東京たてもの園もおすすめ!実際に2回訪れた感想
東京の歴史や昔の暮らしに興味がある方には、小金井市にある「江戸東京たてもの園」もおすすめです。
江戸東京博物館が模型や展示資料を通して歴史を学べる施設なのに対し、江戸東京たてもの園では、移築・復元された昔の住宅や商店、銭湯などを実際に見学できます。
私もこれまでに2回訪れましたが、特に豪華な内装の三井八郎右衞門邸や、昭和の街並みを再現した東ゾーンが印象に残っています。
園内は想像以上に広く、建物に入るたびに靴を脱ぐことも多いので、訪れる前に知っておきたい注意点もあります。
実際に2回訪れた経験をもとに、おすすめの建物や所要時間、見学時の注意点を別記事で紹介しています。


