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夏休みは、小学生の子どもと一緒におでかけする絶好のチャンスです。今年注目のスポット「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(以下、スタジオツアー東京)は、映画『ハリー・ポッター』シリーズの舞台裏を体験できる画期的なエンターテイメント施設です。本記事では、夏休みに家族でスタジオツアー東京に行きたくなるその魅力を、施設の基本情報から展示エリアの見どころ、子どもが楽しめる体験コンテンツ、ファミリー向け設備、夏休みに訪れるメリット、さらにユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のハリーポッターエリアとの比較やチケット・アクセス情報、食事や注意点まで、余すところなくご紹介します。短い夏休みを充実させるためのヒントが満載です。それでは魔法界への旅へ出発しましょう!
施設の基本情報(場所・概要)
スタジオツアー東京は、東京都練馬区に位置し、かつての遊園地「としまえん」の跡地に2023年6月にオープンしました。住所は「東京都練馬区春日町1-1-7」で、西武池袋線・豊島線および都営大江戸線の「豊島園駅」から徒歩わずか数分という好立地にあります。新宿から電車で20分程度とアクセスも良好で、都心から気軽に足を運べる場所にあります。
スタジオツアー東京は、世界でも最大級のハリー・ポッター関連施設であり、アジア初のワーナー ブラザース公式スタジオツアーです。ロンドンで人気の「ハリー・ポッター」スタジオツアーの東京版とも言えるこの施設では、『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズの映画制作の舞台裏を体感できます。いわゆるテーマパークのような乗り物型アトラクションは無く、自分の足でセットの中を歩きながら、映画セットや衣装、小道具などを間近に見て、映画がどう作られたのか学べるウォークスルー型のエンターテインメント施設になっています。映画の制作スタッフが手掛けた壮大なセットに足を踏み入れ、豪華な衣装や実際に撮影に使用された小道具の展示も一部含まれており、魔法動物(クリーチャー)にも出会えるなど、映画の世界を裏側から余すところなく楽しめます。ファンにとっては憧れの「魔法界」に入り込むような体験であり、まだ映画を観ていない子どもでも十分に楽しめる学びの要素が詰まった施設となっています。
なお、館内の滞在時間に制限はなく、公式には見学に約3~4時間を推奨していますが、展示内容が非常に充実しているため、ゆっくり見て回れば半日以上滞在することも可能です。ゴールデンウィークなど混雑日に訪れた家族の体験談では、朝9:30から夕方18:30まで約9時間も館内で楽しんだ例もありました。そのくらい見どころ満載のスポットなのです。次章から、その具体的な魅力に迫っていきましょう。
展示エリアの見どころ(グレートホール、9と3/4番線、禁じられた森など)
スタジオツアー東京では、映画の印象的なシーンを再現した複数の展示エリアが訪れる人々を迎えてくれます。中でも代表的な見どころをいくつかご紹介します。
- ホグワーツ魔法魔術学校の大広間(グレートホール): 入館後、最初に訪れるクライマックスがこの「大広間」です。映画さながらに壮大なホールのセットが再現されており、長いテーブルや天井の燭台など細部まで作り込まれた空間に圧倒されます。夏休み期間(2025年時点)には映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』公開20周年を記念した特別展示が行われており、三大魔法学校対抗試合でハリーの名前がゴブレット(炎のゴブレット)から飛び出す名シーンが目の前で再現される演出も楽しめます。青い炎をたたえたゴブレットが赤く燃え上がり、紙片が飛び出す瞬間には子どもも大人も大興奮間違いなしです。まるで自分がその場に居合わせたかのような感動を味わえるでしょう。
- 9と3/4番線ホームとホグワーツ特急: キングズクロス駅の9と3/4番線ホームも再現されており、真っ赤な「ホグワーツ特急」の実物大セットが設置されています。ホームに立てば、映画で見たあのレンガの壁やプラットフォームの雰囲気をリアルに感じられます。実際にホグワーツ特急の車内に乗り込んで写真を撮ることも可能で、トランクやフクロウのケージなど小道具も忠実に再現されています。魔法学校へ旅立つシーンのワクワク感を家族みんなで味わってみてください。ホームには列車グッズを扱う「レイルウェイショップ」もあり、ここでしか買えない記念品も手に入ります。

- 禁じられた森: ホグワーツの敷地内にある暗く不気味な「禁じられた森」もエリアの一つです。森の中に足を踏み入れると、鬱蒼とした木々の間から映画に登場した魔法生物たちの姿が…? 例えば、巨大蜘蛛のアラゴグ(アラゴク)が待ち構えていたり、ケンタウルスがひっそり佇んでいたりと、少しドキドキするような仕掛けがあります。足元も薄暗く演出されているため、小さなお子さんは保護者の手をしっかり握って進むと安心です。しかし恐れることはありません。しっかりと安全に配慮された通路があり、家族みんなでスリルとファンタジーが融合した森探検を楽しめます。映画の登場人物になった気分で「禁じられた森」を抜け出したときには、大きな達成感が味わえるでしょう。
- ダイアゴン横丁: 魔法界の商店街「ダイアゴン横丁」もスタジオツアー東京のハイライトの一つです。杖専門店オリバンダーや、ウィーズリー家の双子が経営するいたずら用品店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」など、映画でおなじみのショップの外観がずらりと並びます。街路に足を踏み入れると、まさに別世界に飛び込んだような気分! 店先のディスプレイまで凝っているので、ウィンドウをのぞくだけでも楽しめます。しかも照明演出にも注目で、時間とともに昼から夜へと街の雰囲気が変化していきます。ぜひビデオや写真に収めて、その幻想的な移り変わりを記念に残してください。まるでホグワーツ新入生になった気分で、ダイアゴン横丁の散策を満喫しましょう。

▲魔法界の商店街「ダイアゴン横丁」。細部まで作り込まれ、時間帯によって照明が変化する演出も必見です。映画の世界に入り込んだような写真が撮れるスポットとして人気。
- その他の見どころ: この他にも、グリフィンドール寮の談話室や男子寮の寝室、スリザリンの談話室などホグワーツ城内部のセットも充実しています。談話室では実際にソファに座ることも許可されており、制服姿で腰掛ければホグワーツ生になった気分で写真を撮れます。また、アルバス・ダンブルドア校長の執務室も再現されており、大きな丸窓や「憂いの篩(ふるい)」といったアイテムが並ぶ荘厳な空間は圧巻です。執務室は裏側から中を覗ける仕掛けもあり、ぜひ裏手に回り込んで隅々まで観察してみてください。さらに屋外エリアには、ハリーが幼少期を過ごしたダーズリー家(4番地)の家も登場します。庭には魔法で風船のように膨らんでしまったマージョリーおばさんが宙に浮かぶユーモラスな光景が再現されており、子どもたちにも大人気のフォトスポットとなっています。
以上のように、スタジオツアー東京には映画のシーンを忠実に再現した見どころが数多く存在します。どのエリアも写真撮影OK(一部のプレショーやグリーンスクリーン体験エリア等を除く)なので、カメラやスマホを手に、家族の思い出をたくさん撮影しましょう。ただし展示物には基本触れないルールですので、マナーを守って見学してくださいね。
小学生も楽しめる体験型コンテンツ(ホウキ体験・魔法体験・映像&メイク体験)
スタジオツアー東京には、展示を「見る」だけでなく実際に体験できるインタラクティブなコンテンツも多数用意されています。映画の中の魔法体験を疑似体験したり、特殊効果の仕組みを楽しみながら学べるコーナーは、小学生の子どもにも大好評です。ここでは代表的な体験型コンテンツを紹介します。
- 魔法のほうき飛行体験(ホウキ・エクスペリエンス): ホグワーツの生徒になったらぜひ挑戦したいのが、空飛ぶほうきに乗る体験です。スタジオツアー東京では、グリーンスクリーン(緑色の背景合成)技術を使って、魔法のほうきにまたがり大空を飛び回る映像を撮影することができます。専用の体験ブースでほうきにまたがってポーズを取ると、後ろの緑の背景がロンドンの街並みやクィディッチの競技場など映画さながらの映像と合成され、自分が映画の登場人物になったかのような写真や動画が完成します。残念ながらこのブース内は撮影禁止ですが、体験後に出来上がった写真や動画を購入することが可能です。家族一緒に参加すれば、まるでホウキで空中散歩している不思議な写真を持ち帰れます。なお、こちらのほうき飛行体験は有料オプションで、1グループあたり5,000円という料金設定です。無料の体験コーナーに比べて料金は張りますが、特別な記念として検討してみても良いでしょう。
- 動く肖像画の撮影体験: ホグワーツ城内で目を見張るものの一つに、「動く肖像画」があります。スタジオツアー東京では世界で初めて、この魔法の肖像画に“入る”ことができる撮影アクティビティが登場しました。専用ブースで家族一緒に動画を撮影すると、自分たちがまるで肖像画の中に入り込んだような映像が完成します。撮影後、その動画は廊下に飾られたたくさんの額縁の中のどこかにランダムに映し出される仕掛けになっており、自分たちの肖像画を家族みんなで「どこだどこだ?」と探すのも盛り上がります。額縁に現れた家族の映像は写真に撮って記念に残すこともできますし、事前にQRコードを登録しておけば後で動画データをダウンロードすることも可能です
- 「ホグワーツ・レッスン」体験(魔法体験): ホグワーツの教室シーンを模したエリアでは、まるで魔法の授業を受けているかのような体験ができます。例えば賢者の石でロンとハーマイオニーが挑んだ巨大チェス盤のセットでは、実際に駒を動かすことはできませんが、自分の杖を手に魔法でコマを操っているポーズで写真を撮るのがおすすめです。「ウィンガーディアム・レビオーサ!」など呪文を唱えるフリをして写真撮影すれば、まるで本当に魔法をかけたような一枚になります。また、薬学の教室では鍋の中の杖が勝手にかき混ぜ棒を動かしていたりと、見るだけで“魔法”を感じる演出が随所にあります。こうした仕掛けを見つけたら、ぜひ子どもと一緒に「どうやって動いているのかな?」と想像してみてください。魔法の種明かしを知りたくなったら、この後紹介するクリーチャーや特撮のコーナーで秘密が明かされるかもしれません。
- クィディッチ観客体験: ホウキに乗って空を飛ぶ魔法使いのスポーツ「クィディッチ」のシーンも、ユニークな方法で体験できます。スタジオツアー東京にはクィディッチの試合スタジアムを再現した一角があり、観客席に座って応援する体験ができるのです。グリフィンドール対スリザリンに分かれて観客役になりきり、手にマフラーや旗を持って「がんばれー!」と声援を上げると、その様子がスクリーンに映し出されます。まるで自分がホグワーツの生徒になって試合を観戦している気分で、子どもも大興奮でしょう。混雑時でも待ち時間は比較的短く、我が家が体験した際は15分ほどの待ちで参加できました。家族みんなで声を合わせて応援すれば、一体感のある思い出になります。事前にムービーでやり方を教えてくれるのが小野賢章さんという方でハリーポッターの声を最初から最後まで担当された声優さんです。よければそちらもご注目ください。
- 煙突飛行粉(フルーパウダー)体験: 魔法界の移動手段である「フルーパウダー」を体験できるブースもあります。暖炉型のセットに入り合言葉を唱えると、緑色の炎の特殊効果とともに一瞬で別の場所へテレポート…という映画の名場面を再現した演出が楽しめます。例えばハリーたちが魔法省へ潜入するシーンさながらの体験で、3つのブースが稼働しているため回転も良く、それほど長時間待たずに体験できました。こちらも撮影禁止エリアではありますが、列に並びながら目の前で繰り広げられる「消える魔法」の効果に子どもたちは釘付けです。魔法省の電話ボックス入口など、作品ファンにはたまらないセットもあり、大人も思わず見入ってしまうでしょう。
- クリーチャー制作室 & メイクアップ展示(映像・メイク体験): 映画制作の舞台裏を学べるエリアとして、クリーチャー制作室と特撮・視覚効果コーナーもおすすめです。ここでは魔法生物(クリーチャー)がどのようにスクリーン上で命を吹き込まれたか、その秘密を見ることができます。たとえば屋敷しもべ妖精のドビーは基本的にCGで描かれましたが、スタジオツアー東京では精巧に作られたドビーの模型が展示されており、思わず「今にも瞬きしそう!」と感じるほどリアルです。他にも、映画で実際に使われたゴブリンや怪物の特殊メイク用マスクや人形が並んでおり、クリーチャーたちのサイズ感や質感を間近に観察できます。2025年の特別企画期間中は、『炎のゴブレット』で実際に撮影に使われたロン・ウィーズリーの人形も展示されていて、スタジオスタッフ(インタラクター)による解説を聞くこともできました。小学生にとっては夏休みの自由研究にも役立つ、映画特殊効果の学びの場ともなっています。
- アート・オブ・サウンド(音響効果体験): 映画の音作りを学べる「アート・オブ・サウンド」というコーナーもあります。ここでは、実際の映画で使用された様々なフォーリー・サウンド(効果音)の素材や録音風景を紹介しています。例えば、ハリーたちの足音を録音するために音響スタッフがどんな工夫をしたか、映像と共に知ることができます。子どもたちは実際の素材(砂利や木の板など)を見て、「これを踏む音が森を歩く音になるんだ!」と発見があるはずです。夏休みには、この「アート・オブ・サウンド」の授業体験を一般の子ども向けにアレンジしたサマー・ワークショップが開催される予定とのこと。小学高学年から中学生が参加対象ですが、こうしたイベントから映画制作に興味を持つ子が出てくるかもしれません。
- このように、スタジオツアー東京では映画の魔法や特殊効果を体験できるコンテンツが豊富です。「見る」だけでなく「やってみる」ことで、子どもたちは魔法界への没入感をより深めることができますし、大人も童心に帰って楽しめます。いくつかは列に並ぶ必要がありますが、スタッフがベビーカー置き場を案内してくれたり、体験後にデジタルデータをダウンロードできたりとサービスもしっかりしているので安心です。ぜひ親子で積極的にチャレンジしてみてください。
- ファミリー向け設備・サービス
- 小さな子ども連れのファミリーでも安心して楽しめるよう、スタジオツアー東京には設備やサービス面の配慮も行き届いています。館内はバリアフリー設計で段差が少なく、ベビーカーもほぼ全エリアで利用可能です。スロープが整備されているため移動もスムーズで、3歳以下の乳幼児は入場無料となっています。一部「最初のシアタールーム」と「禁じられた森」の2カ所だけはベビーカーでの通行がやや難しい箇所がありますが、その場合でもスタッフがベビーカーの一時預かり場所を案内してくれます。必要に応じて無料のクローク(手荷物預かり所)にベビーカーを預けることもできますので、状況に応じて活用しましょう。
- 館内各所にはトイレも充実しています。順路の途中やロビーに複数のトイレがあり、全てのトイレにおむつ交換台が備え付けられています。また、車いす利用者や介助が必要な方のための多目的トイレも完備されており、介護者2名まで一緒に入れる広さがあります。乳児の授乳やおむつ替えには授乳室も館内に2カ所設置されており、スタッフに尋ねれば場所を案内してもらえます。小さな赤ちゃん連れでも周囲に気兼ねなく過ごせるよう配慮されているのは嬉しいポイントです。
- 入場後すぐのロビーエリアには、見学開始前に立ち寄れる「フロッグカフェ」と「フードホール」があります。ツアー開始時間より最大1時間早く入館できるので、開始前にここで軽食をとったり休憩したりすることが可能です。フードホールはまるでホグワーツの大広間のような内装で、英国風の料理やスイーツ、軽食など映画の世界観を意識したメニューが楽しめます。4つの寮の名を冠したプレートメニュー(例:「プレミアムバーガー ~ボーバトン~」など期間限定メニューも)も提供されており、見た目にも楽しい食事ができます。チョコレート・フロッグカフェではサラダやハンバーガー、パスタ、ピザといった子どもも食べやすい定番メニューからデザートまで揃っており、ツアー序盤の腹ごしらえに最適です。

- 見学の途中で疲れたときは、ツアー中盤に位置するバックロットカフェでひと休みできます。屋内外に席があり天候に関係なく利用できる休憩スポットで、ここでは温かい食事やサンドイッチ、スイーツ、アルコール飲料まで幅広いメニューを提供しています。特に人気なのが、「バタービールバー」で提供されるバタービールです。バタービールとは名前に“ビール”とありますがアルコールは入っておらず、バタースコッチ風味の甘い泡が特徴の魔法界定番ドリンクです。子どもでも安心して飲めるので、ハリーたちが味わったあの一杯をぜひ家族で体験してみましょう。夏季限定でフローズン・バタービール(シャリシャリとした冷たいタイプ)も登場しており、暑い日にぴったりの爽やかさです。飲み終わった後のプラスチック製ジョッキは洗って持ち帰ることもできるので、記念品にもなります。
さらに、スタジオツアー東京には世界最大のハリー・ポッター公式ショップが併設されています。メインショップと9と¾番線ホーム内のレイルウェイショップの2か所があり、ここでしか買えない限定商品や文房具、お菓子など数えきれないほど豊富なグッズが並んでいます。ホグワーツ各寮のローブやマフラー、杖はもちろん、ファンタスティック・ビースト関連のグッズや名前入れサービスができるアイテムも充実しており、つい時間を忘れてしまうほどです。チケットを持っている人しかショップには入れませんが、逆に言えばお土産購入のためだけにチケットを取る価値があると感じるファンもいるほどです。
このように、スタジオツアー東京はファミリーで快適に過ごせる設備とサービスが整っています。休憩所やトイレが適所に配置され、スタッフのサポートも手厚いので、小さな子ども連れでも安心です。ぜひ家族みんなで魔法界探検に没頭し、疲れたらカフェで一息つきながら一日を通して楽しんでください。
夏休みに訪れるメリット(混雑状況・気候対策・屋内施設の快適さ など)
夏休みにスタジオツアー東京を訪れるのには多くのメリットがあります。まず第一に、屋内型の施設であることから天候や猛暑の影響を受けにくい点が挙げられます。夏の東京は高温多湿で急な雷雨もありますが、スタジオツアー東京は全体が屋内コース中心のため天気を気にせず計画を立てやすいのが嬉しいポイントです。空調の効いた屋内で快適に過ごせるため、炎天下や突然の夕立に悩まされる心配もありません。子ども連れでの外出では、暑さで子どもがぐずったり熱中症が心配になったりしますが、その点スタジオツアー東京なら夏でも涼しく安全に遊べます。雨の多い梅雨時期や真夏日のレジャーとしてもぴったりの室内おでかけスポットです。
また、夏休み期間中は子ども向けの特別イベントや企画が開催されることもあります。2025年夏でいえば、8月下旬の平日限定で小学生高学年~中学生を対象にしたサマー・ワークショップ(映画の音響制作体験クラス)が行われる予定です。普段は学校団体向けに実施しているプログラムを夏休み特別版として一般の子どもが体験できる貴重な機会で、自由研究にも役立つと期待されています。こうした季節限定の催しがあるのも長期休暇中ならではのメリットでしょう。最新情報は公式サイトの「WHAT’S ON」やニュースレターで告知されるので、訪問前にチェックしてみてください。
さらに、完全予約制による入場システムも夏休みのおでかけを計画しやすくしています。スタジオツアー東京は事前に日時指定のチケットを購入する必要があり、当日券の販売はありません。そのため、USJのように朝早くから整理券を求めて行列に並ぶ必要がなく、予約した時間に行けばスムーズに入場できるのが利点です。人気の午前中の時間帯は夏休み中は早めに予約が埋まってしまうこともありますが、逆に午後のチケットは比較的取りやすい傾向があります。実際に「午前中仕事をして午後休を取ったパパ」に合わせ、午後からの予約で訪れた家族もいましたが、余裕を持って楽しめたようです。混雑を避けたい場合は平日やお盆明け、夏休み末期などを狙うのも一案です。もっとも、予約制とはいえ夏のピーク時は館内が多少混み合うこともありますので、時間にゆとりを持って計画しましょう。
夏休みに訪れるもう一つの利点は、子どもの学びや思い出づくりに最適な点です。スタジオツアー東京は映画制作の裏側という学術的な要素も多く、自由研究の題材にもなると評判です。「どうやって魔法の生物を動かしているの?」「効果音はどう録音しているの?」といった疑問に答えてくれる展示がたくさんあるので、訪れた後に親子で調べ学習をするのも良いでしょう。実際に小学6年生の子どもがいる家族が訪れた際も、「映画を見ていなくても老若男女問わず楽しめ、学びが多い」と感じたそうです。夏休みの思い出づくりと勉強が両立できる、一石二鳥のスポットと言えるでしょう。
最後に、夏休み期間中はスタジオツアー東京の開館時間が延長される可能性もあります。繁忙期には営業時間を拡大している日もあるため、公式サイトのカレンダーで営業時間を確認し、可能であれば朝一番の枠や夕方遅めの枠を選ぶことで比較的ゆったり見学できるかもしれません。いずれにせよ、屋内施設の快適さと予約制の安心感を活かして、夏休みならではの家族のおでかけを満喫してください。
USJハリーポッターエリアとの比較(アトラクション vs 映画制作体験、屋内外の違い など)
「ハリー・ポッター」の世界を体験できる場として、日本にはスタジオツアー東京の他に大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)内のウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター(通称ハリポタエリア)があります。両者は一見似たように思えますが、コンセプトや体験内容に大きな違いがあります。ここではスタジオツアー東京とUSJハリポタエリアを比較し、それぞれの特徴を解説します。
- 体験できる内容・コンセプトの違い: 最大の違いは、「魔法界への入り込み方」です。USJのハリポタエリアがライド型アトラクションに乗って魔法界に没入するのに対し、スタジオツアー東京では映画のセットの中に自分自身が入り込んで魔法界を体験する点が異なります。言い換えれば、「ハリーたちと一緒に冒険の臨場感を楽しめる」のがUSJ、「ハリポタ映画の舞台裏やセットそのものを楽しめる」のがスタジオツアー東京という住み分けです。USJはテーマパークとして物語の世界を再現した空間を提供し、スタジオツアー東京は映画の制作現場を再現した空間を提供していると言えるでしょう。例えばUSJではホグワーツ城やホグズミード村の“本物”がそこにあるかのように演出され、自分が魔法界に迷い込んだ感覚を味わえます。一方スタジオツアー東京では、「これはどのように作られ撮影されたのか?」という視点で魔法界を体感し、映画制作の魔法を感じ取ることができます。
- アトラクション(乗り物)の有無: USJハリポタエリアには有名なライド・アトラクション「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」(ホグワーツ城内部の3Dライド)や「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」(屋外ローラーコースター)があります。これらはスリル満点で、絶叫マシン好きの人やある程度年齢・身長制限をクリアした子ども向けです。しかしスタジオツアー東京には乗り物系アトラクションは一切ありません。その代わりに前述したようなグリーンスクリーン体験や各種インタラクティブ展示が“アトラクション”的な役割を果たしています。小さな子どもや乗り物が苦手な方でも安心して楽しめる半面、ジェットコースター的なスリルを求める場合は物足りなく感じるかもしれません。しかし、例えばスタジオツアー東京のホウキ飛行体験では、完成した映像を見れば自分が本当に空を飛んだような写真・動画が得られるなど、別の形での満足感が得られるでしょう。どちらを良しと感じるかは好みによりますが、動的なスリルを味わいたいならUSJ、映画の主人公気分で撮影に臨みたいならスタジオツアー東京、と言えそうです。
- 展示セットのスケール: スタジオツアー東京は本物の映画セットを再現・展示しているため、そのスケールや精巧さは映画そのまま、あるいは映画以上です。例えば大広間のセットは映画で使用されたものと同じ大きさで再現され、細部まで作り込まれています。イギリスのロンドン版スタジオツアーと比べても建屋が大きく、展示セットもより大型に作られているとのことです。一方USJのハリポタエリアでは、基本的にテーマパークとしての演出セットであり、規模は現実の城や村に見立ててはいますが、実際には内部がお店になっていたりとパーク運営の都合に合わせてあります。ホグワーツ城の中も、スタンバイ列の演出としてダンブルドアの部屋や肖像画廊があるものの、やはりライドの待ち列演出の一環に過ぎません。その点、スタジオツアー東京では乗り物に乗らない代わりに映画撮影で実際に使用されたセットの再現物をじっくり鑑賞できます。言うなれば、USJは「映画の世界を縮尺モデルで体感する場所」、スタジオツアー東京は「映画の世界を実物大セットで体感する場所」と表現できるでしょう。
- 屋内型か屋外型か: 環境面での違いも大きいです。USJのハリポタエリアは屋外に広がるテーマエリアで、天候や気温の影響を受けます。晴天の日は青空の下ホグズミード村の街並みが映えますが、夏は直射日光が強く冬はかなり冷え込むこともあります。また混雑時には入場整理券が発行され、エリア入口で待つこともあります。対してスタジオツアー東京は全編ほぼ屋内で完結するため、天候や季節を問わず一定の快適さが保たれています。猛暑日でも空調が効いていますし、雨の日でも傘不要で回れます。夏休みのような暑い時期にはこの屋内型の強みが際立ちます。また、予約制のため入場時に長蛇の列に並ぶ必要も基本ありません(各自の予約時間ごとにスムーズに案内されます)。つまり、USJは屋外で開放的に楽しむ分、天候リスクや行列待ちも覚悟する必要があるのに対し、スタジオツアー東京は屋内で天候リスクが低く、計画通りに動きやすいと言えます。
- グッズ・フードの違い: 両施設ともハリポタ関連のグッズやフードを提供していますが、その充実度には違いがあります。USJのハリポタエリア内には「オリバンダーの店」や「ゾンコのいたずら専門店」「ハニーデュークス」など映画に登場する店名を冠したショップがあり、杖やお菓子、ローブなど定番グッズが買えます。一方、スタジオツアー東京のショップは前述の通り世界最大規模で、商品数の多さや限定品の豊富さでは勝っています。特に杖の品揃えは圧巻で、定番キャラクターの杖から海外限定だったノーブルコレクション製の高級レプリカ杖まで手に入るのはスタジオツアー東京ならではです。名入れカスタマイズができるグッズ(ホグワーツ入学許可書やトランク等)もあり、コアなファンにはたまらないラインナップです。食事に関しては、USJでは「三本の箒」レストランで英国風料理やバタービールが楽しめますが、スタジオツアー東京は前述の通りフードホールやバックロットカフェなど4箇所も飲食施設があり、テーマメニューの数も多いです。またUSJのバタービールとスタジオツアー東京のバタービールには提供方法や容器、味わいに若干の違いがありますが(例えばスタジオツアー東京では夏季限定のフローズンタイプあり)、どちらも基本的な風味は同じです。まとめると、グッズやフードをとことん楽しみたいならスタジオツアー東京の方が種類豊富ですが、USJでも必要十分な定番は揃っているという感じです。
以上を踏まえると、USJのハリポタエリアとスタジオツアー東京は、それぞれ違った楽しみ方ができる別物と言えます。USJではハリー・ポッターの世界に「なりきって」魔法界を冒険し、スタジオツアー東京では映画の「作り手の視点」で魔法界を探検する感覚です。家族でワイワイ絶叫系ライドに乗ったり屋外で写真を撮ったりしたいならUSJ、親子で落ち着いて映画の裏側に浸りながら体験参加型で楽しみたいならスタジオツアー東京、と目的に応じて使い分けるとよいでしょう。ハリポタファンであれば両方訪れてみて、それぞれの魔法界の違いを比べてみるのも面白いかもしれません。
チケット・アクセス情報と食事・注意点
チケット購入方法: スタジオツアー東京は前述の通り完全予約制の日時指定チケット制です。当日窓口でチケットを購入することはできないので、必ず事前に公式ウェブサイトなどで予約を取りましょう。希望日のチケットが販売開始となるタイミングや残席状況は公式サイトの「チケット情報」で確認できます。料金は2025年現在、大人7,000円、中高生(12~17歳)5,800円、幼児・小学生(4~11歳)4,200円、3歳以下は無料となっています。チケット料金には基本的に全展示エリアの見学料が含まれており、別途お金がかかるのは任意参加の一部有料アクティビティ(例:ほうき写真の購入代等)や飲食・物販のみです。予約時に入場日時を選択しますが、入場後の滞在時間に制限はありませんので、できれば早めの時間帯を選んで丸一日かけて満喫することをおすすめします。なお夏休みや週末は人気が高いため、日程が決まったら早めに予約枠を押さえましょう。
アクセス方法: 電車で行く場合、最寄り駅は西武池袋線/豊島線「豊島園」駅(池袋駅から直通電車で約17分)および都営地下鉄大江戸線「豊島園」駅です。西武線の豊島園駅からは徒歩約2分、大江戸線の豊島園駅からも徒歩約4分と至近です。駅からの道順には案内表示もあり、ベビーカーでも歩きやすい歩道が整備されています。新宿や池袋など都内主要駅から30分以内で到着できるアクセスの良さはファミリーには嬉しい点です。車で行く場合は、事前予約制の有料駐車場(公式サイトから要予約)を利用できます。駐車場は利用開始が朝8:30~となっており、収容台数に限りがあるため公共交通機関の利用が推奨されています。周辺道路は週末や夏休み期間は混雑する可能性があるのでご注意ください。特に会場近くの「豊島園通り」への右折入場は禁止されており、カーナビの案内通りでは入れない場合があります。公式サイトのアクセスページに詳しいルート案内がありますので、車で行く方は事前に確認しておくと安心です。
所要時間の目安: 繰り返しになりますが、館内を見るのに少なくとも3~4時間は確保しましょう。体験コーナーに全て参加し、写真も撮って…としていると半日~丸一日かかるつもりでいた方が良いです。特に小学生のお子さんは細部まで興味津々に見ることが多いので、時間に追われるとせっかくの学びのチャンスが減ってしまいます。チケット時間に遅れないよう余裕を持って出発し、閉館時間までめいっぱい魔法界を堪能してください。館内に再入場はできない(出口から出ると終わり)ため、一巡した後に戻って見直すことは基本できません。見落としのないよう、アクティビティ・パスポート(後述)を活用しながら順路を進むと良いでしょう。
「アクティビティ・パスポート」の活用: ロビーに設置されたカウンターで希望者全員に無料配布されている小冊子「アクティビティ・パスポート」があります。これは館内の展示に関するクイズや、隠れモチーフ探しといったミッションが載っているブックレットで、スタンプ欄もついています。お子さんにぜひ受け取らせ、一緒にチャレンジしてみましょう。例えば「◯◯の部屋に隠された◯◯のミニチュアを探せ!」といった指令があり、親子で展示をくまなく見るきっかけになります。全てクリアできなくても問題ありませんが、ツアー終了後に記念スタンプを押せるので、夏休みの思い出として持ち帰ることができます。これを片手に回れば、子どももゲーム感覚で飽きずに見学できるでしょう。
食事情報: 食事に関しては、館内のレストラン・カフェ利用を基本と考えてください。外部からの飲食物の持ち込みはできませんし、クロークでも食べ物は預かってもらえません。飲み物はペットボトル程度であれば持参可能ですが、館内にも自販機があるので必要最小限で良いでしょう。フードホールやバックロットカフェでは子ども向けメニューも多く、サラダやポテト、ジュースなどもありますから、小食の子でも何かしら口に合うものが見つかるはずです。ランチタイミングが重なるとカフェも多少混雑しますが、席数が多いため回転は早めです。夏休み期間は限定メニュー(例えば前述のボーバトンをイメージしたバーガーなど)が登場することもあるので、ぜひチェックしてみましょう。また、暑い時期の水分補給としてバックロットのバタービールはもちろん、各所で飲料を購入できますので、館内でもこまめに水分をとってください。
訪問時の注意点: スタジオツアー東京を最大限楽しむためのポイントや注意事項をまとめます。
- 歩きやすい服装・靴で: 館内は非常に広く、順路に沿ってかなり歩きます。ホグワーツの大階段など階段状の演出エリアもあるため、ベビーカー利用でない方は歩きやすいスニーカーなどで行くことをおすすめします。コスプレ用のローブやマントを着用しての入場も可能ですが(実際に着ているファンも多数います)、長い裾でつまずかないよう注意しましょう。動きやすさを優先しつつ、写真映えする程度にハリポタファッションを取り入れると気分が上がります。
- 写真撮影マナー: 基本的に写真・動画撮影は自由ですが、一部撮影禁止エリア(プレショー映像上映室やグリーンスクリーン体験中など)があります。スタッフの指示に従いましょう。また人気のフォトスポットでは列ができることがあります。特に凝ったポーズで写真を撮りたい熱心なファン(コスプレイヤー等)は時間をかけがちなので、後ろに待っている人への配慮も大切です。お互い譲り合って全員が楽しい思い出を残せるよう心がけましょう。
- 予算管理: 館内は魅力的なグッズが多く、つい財布の紐が緩みがちです。食事やお土産は観光地価格ではありますが質も良いので、計画的に予算配分すると安心です。特に杖やローブなど高額商品を子どもがおねだりする可能性もありますので、事前に「今日は◯◯円までね」などルールを決めておくのも手です。なおクレジットカードや電子マネーも使用できます。暑い夏場はグッズショップ内も混雑する場合がありますので、余裕を持ってショッピング時間を確保してください。
- 時間と心に余裕を: 何より大事なのは「時間・体力・そして心の余裕」です。見どころが多いため、急いで回るよりもゆっくり各所を味わう方が満足度は高いです。予定を詰め込みすぎず、当日はスタジオツアーだけに集中できるスケジュールにしましょう。歩き疲れたら途中で座って休んだり、飲み物を飲んだりしながら調整してください。お子さんがぐずった時のためにお気に入りのお菓子や静かに遊べるおもちゃ(待ち時間用)を持って行くのも良いでしょう。夏休みの思い出作りは余裕を持ったプランニングから始まります。
最後に、スタジオツアー東京ならではの魔法界体験は、家族にとって一生の思い出になるはずです。他では味わえない映画制作の魔法に触れ、子どもたちは目を輝かせ、大人も童心に返って楽しめるでしょう。この夏休みはぜひ、家族みんなでワーナー ブラザース スタジオツアー東京を訪れ、USJとは一味違うハリー・ポッターの世界を堪能してみてください。きっと「楽しかった~!」という笑顔とともに、かけがえのない家族の宝物のような時間が過ごせることでしょう。